「検査では異常がないと言われたのに体調がすぐれない」
そのようなご相談を受けることが少なくありません。
慢性的な疲労感、身体の重さ、頭のぼんやり感、冷え、だるさ、関節の違和感など。
症状ははっきりしているのに検査では特に異常が見つからない。
こうした状態は一般的に「原因不明の不調」と表現されることがあります。
もちろん、症状がある場合にはまず医療機関での検査や診断を受けることが大切です。
しかし検査で大きな異常が見つからない場合でも、身体の中ではさまざまな機能のバランスが変化していることがあります。
当院では、こうした不調の背景にある 身体の機能的な変化 に着目しています。
不調は「機能のバランス」から生まれることがある
身体は多くのシステムが協調しながら働いています。
- 呼吸
- 循環
- 神経
- 免疫
- 代謝
これらは互いに影響し合いながら常にバランスを保とうとしています。
しかし長い時間の中で
- ストレス
- 睡眠の変化
- 過労
- 炎症
- 手術や外傷
- 姿勢や生活習慣
など様々な要因が重なると身体の機能的なバランスが崩れていくことがあります。
このような変化は必ずしもすぐに検査数値に現れるとは限りません。
しかし身体の中では回復力や循環環境に少しずつ影響が出ていることがあります。
慢性的な不調と身体の循環
身体の状態を保つうえで重要な要素のひとつが 循環 です。
血液や体液は身体の隅々まで酸素や栄養を運び、老廃物を回収しています。
とくに静脈系の循環は全身の代謝環境に深く関わっています。
静脈は身体の各組織から血液を回収し、再び心臓へと戻す役割を担っています。
この流れが滞ると組織の環境が変化し、疲労感や重だるさなどの感覚につながることがあります。
また、循環環境は免疫や炎症とも密接に関係しています。
慢性的な炎症状態や自己免疫疾患を抱えている方では、こうした循環環境の変化が身体の状態に影響している場合もあります。
もちろん、これらは単一の原因で説明できるものではありません。
しかし身体を機能的な視点から見ると、循環環境の変化が回復力に関わっているケースは少なくありません。
身体の循環を支える「隔膜」
身体の循環には呼吸運動も深く関係しています。
呼吸によって胸腔と腹腔の圧力が変化すると体内の血液や体液の流れにも影響が生まれます。
この働きに大きく関わるのが身体の中に存在する 隔膜構造 です。
代表的なものとして
- 横隔膜
- 骨盤隔膜
- 胸郭出口
などがあります。
これらの構造は呼吸運動や姿勢の変化に合わせて動きながら身体の圧力環境を調整しています。
もしこれらの動きが小さくなったり、連動がうまく働かなくなったりすると、体内の循環環境にも影響が出ることがあります。
当院では、このような身体の機能的なつながりを評価しながら施術を行っています。
当院の考え方
当院では特定の症状だけを見るのではなく、身体全体の機能的な関係性を大切にしています。
とくに
- 呼吸
- 循環
- 神経
- 筋膜
などの相互関係を評価しながら、身体の回復力を引き出すことを目指しています。
施術では主に徒手療法を用い、身体の緊張バランスや隔膜の動き、循環環境を整えていきます。
また、医療機関で治療を受けている方の場合は医療と併用しながら身体機能のサポートを行うこともあります。
疾患そのものを治療するものではありませんが、身体の環境を整えることで、日常生活の快適さや回復力の維持につながる場合があります。
原因がはっきりしない不調でお悩みの方へ
体調がすぐれない状態が続くと不安や戸惑いを感じることもあると思います。
しかし身体は本来とても柔軟で回復力を備えています。
身体全体の機能や循環環境に目を向けることで、これまで気づかなかった変化が見えてくることもあります。
当院では身体の状態を丁寧に評価しながら、一人ひとりに合わせた施術を行っています。
原因がはっきりしない不調でお悩みの方も、お気軽にご相談ください。